脱毛業界用語

脱毛業界のはなし 脱毛

いろいろな業界には業界用語というものがあって、同じ業界の人同士なら当たり前に会話できることでも、それ以外の人には意味が分からないこともあります。
そのような業界の人にしかわからない業界用語が脱毛エステ業界にもかなりあるそうです。

今回は、脱毛に関する基本的な用語をご紹介いたします。

通うなら、脱毛業界用語を知っておくと便利

脱毛サロンやクリニックにおいて使用される医療用語や専門用語がありますが、聞き慣れない言葉で理解できないことも少なくありません。

しかし、施術の説明やカウンセリングの時に耳にした場合に、いちいち聞き返すのも面倒だし、わからないと恥ずかしいと考えて、何となく理解したふりをしてしまうことも多いものです。

施術の説明やカウンセリングの時に話す内容で、わからない用語を曖昧なままにしてはいけません。脱毛サロンやクリニックでの脱毛で肌トラブルが起こる可能性がありますし、契約に関するトラブルが発生することも考えられるからです。

働いているスタッフと同等の脱毛に関する業界用語を理解する必要はありませんが、必要最低限の業界用語は知っておくといいでしょう。

脱毛方法の種類についての用語

IPL脱毛

IPL脱毛

IPLというのは、「インテンス・パルス・ライト」と呼ばれる光の略称のことで、このIPLを使用して脱毛することをIPL脱毛といいます。

このIPLは波長が380mmから800mmの可視光線で、照射することにより肌表面に生えている毛と肌の色の差で毛根部分だけにダメージを与えます。

また、それと共に肌の活性化やキメを整え毛穴を引き締めるといった効果も期待できます。
通常、照射して10日~14日程度経過したあたりで毛は自然と抜け落ちて、毛周期を考慮して施術をすることにより徐々に効果が得られるようになります。

SSC脱毛

SSC脱毛

SSC脱毛は「Smooth skin Control(スムーススキンコントロール)」の略で、IPLと同様フラッシュ脱毛の一種です。
専用のジェルを塗り、光を照射して脱毛効果を狙います。ジェルに美容成分が含まれているので、照射とともに毛穴に浸透していき、美容効果を期待することもできます。

IPL脱毛ではジェルを塗布しないこともありますが、それと比べるとジェルがある分お肌への負担が少ないと言われています。

ニードル脱毛

ニードル脱毛

ニードル脱毛というのは、針を毛穴に差し込んで10秒~20秒程度電気を流すことにより電気の熱で毛母細胞にダメージを与えて腐食させる脱毛方法です。

ちなみにニードル脱毛の「ニードル」というのは針という意味で、「針脱毛」と呼ばれることもあります。
ニードル脱毛は毛の流れに沿って針を5mm~1㎝程度挿入するため、他の脱毛方法と違って毛を伸ばした状態で施術をする特徴があります。

それから色素が濃い部分にはフラッシュやレーザーが使用できないことから、バストトップ周囲ギリギリの脱毛・色素沈着している部分の脱毛・埋没毛・ホクロから出ている毛などはニードル脱毛が有効です。

先に触れたように針を毛穴に差し込んで脱毛するため、施術の時間がとても長くかかりますし、レーザー脱毛やフラッシュ脱毛と比較しても一番痛みが強いです。その痛みに耐えられなくなって途中で施術を断念するケースもあると言われています。

そして何よりも単価事体がかなり高いという理由から、近年はニードル脱毛が一般的な脱毛方法ではなくなってきています。
つまり、よほどの理由がない限りレーザー脱毛やフラッシュ脱毛で十分と考えられるので、あえてニードル脱毛を選ぶ必要はないと言えます。

ブレンド脱毛

ブレンド脱毛

3種類ある美容電気脱毛のひとつとなるブレンドは、電気分解法と高周波脱毛法の2つを合体したニードル脱毛の1種類で、その為にコンビネーション法とも呼ばれています。

毛穴に刺した細い針に直流電流と交流電流を使用して、毛根部にあるたんぱく質を分解してムダ毛を処理する方法です。
ブレンドの仕組みは基本的に電気針脱毛と同様ですが、電気分解法と高周波それぞれの良いところを採用しているので、電気針脱毛と比較して施術中の痛みが軽減されています。

その為に肌への負担も少ないですし、施術後に毛穴が引き締まり、肌がきれいになるというメリットがあります。
ただ、その反面で電流を流す時間が長いために施術時間が長くなってしまうというデメリットがあります。

非熱式脱毛

非熱式脱毛

非熱式脱毛は熱を一切使わないで、「DAエッセンス」というジェルとオゾン・イオンを使用することにより、毛の再生組織活動を時間をかけて停止させ少しずつ毛の成長を抑制していく脱毛法です。

IOD脱毛(イオン・オゾン・DAエッセンス)や、BCSS脱毛(ビューティー・クリニカル・セーフティー・スペシャル)などと呼ばれることもあります。

針や熱などを一切使用しないので医療行為に該当しませんし、料金も比較的安く設定されていることからエステサロンを中心に一時期人気になった脱毛方法です。

非熱式脱毛のメリットは、針や熱を使用しないため痛みが全くないことで、費用も他の方法と比較して2分の1から3分の1の金額で施術できるので安いということです。また日焼け後や肌の弱い人も脱毛できて安心・安全な脱毛ということもメリットとしてあります。

一方デメリットとしては、脱毛方法がまだ確立していなくて永久脱毛の効果がないという声もあることです。また、時間をかけて毛の成長を抑制するため何度もサロンに通う必要がある点もデメリットになります。

VIO脱毛とハイジニーナ脱毛

VIO脱毛とは?

VIO脱毛

VIOとは、足を閉じた状態で表からV字に見える部分(ライン)、足を開かなければ見えない股間のI字部分、肛門周りのO字部分を指しています。

つまり、ビキニライン・股の間・肛門周りを表現する脱毛用語で、VIOライン、VIO脱毛などと言った形で使用されます。

世界ではこのVIO脱毛は極一般的なもので、宗教上の理由や慣習でアンダーヘアの処理をする国も多いのです。
一方日本ではアンダーヘアの処理を素人の女性が行うことは見られなかったのですが、近頃では身だしなみと衛生の両面からVIO脱毛を行う人も増えています。

アンダーヘアが濃いことがコンプレックスになっている女性や、お気に入りの水着を着る時のハミ出しが気になる女性など様々な理由があります。

また、脱毛を取り扱っているエステや医療機関では、Vラインに関しては脱毛することは可能であっても、IラインやOラインなど粘膜に近い部分は施術を断ることもあります。
それは、レーザーや光脱毛で粘膜に傷が付いてしまう可能性を警戒してのことです。

ハイジニーナ脱毛とは?

ハイジニーナ脱毛

ハイジニーナとは、衛生的という意味を持つ言葉の「ハイジーン」からきていて、そのスタイルのことを指してハイジニーナと言います。

そのスタイルというのは、Vライン・Iライン・Oラインといったアンダーヘアを脱毛して全くない状態にすることです。
その為、Vライン・Iライン・Oライン全ての脱毛をセットにしたプランをハイジニーナ脱毛と呼んでいるサロンもあります。

ハイジニーナ脱毛をすることで、自己処理の手間が無くなるだけでなくデリケートゾーンを清潔に保つことができるというメリットがあります。

また、変わったデザインの下着やTバックなども気軽に楽しむことが可能ですし、勝負下着を自信を持って履けることも魅力的です。

ただし、このようにたくさんのメリットがあるハイジニーナですが、脱毛する時に痛いという大きなデメリットがあります。
毛が濃くて皮膚が薄く色素沈着していることから、VラインやOラインはまだ我慢はできてもIラインは激痛で、人によっては耐えきれず脱毛を断念することもあります。

一昔前は多少抵抗を感じたハイジニーナですが、最近はメリットも浸透していることなどから日本でもハイジニーナをする女性が増加しています。

「脱毛」と「減毛」の違い

家庭用脱毛器は減毛

家庭用脱毛器

脱毛という言葉は耳にする機会も多いですし、どのような意味なのかも存知と思いますが、脱毛用語として減毛という言葉もあります。

減毛とは、その文字が示す通り毛の量を減らすことで、自己処理が必要なくなる程度までムダ毛を目立たなくする脱毛処理のことです。

脱毛と減毛の違いをもう少し具体的にイメージできるようするには、クリニックは脱毛で、脱毛エステや家庭用脱毛器は減毛と考えると良いです。

脱毛というのは本来永久に毛が生えてこないことを指して、その脱毛はクリニックでしかできません。
ただ、実際は永久脱毛と言っても一生まったく毛が生えてこないということではなくて、その定義は脱毛後1年以内に毛の再生率が20%以下ということです。

しかし、クリニックにおける脱毛は一般的に永久脱毛として考えられていることが多いのです。

それに対して家庭用脱毛器や脱毛サロンの場合は、永久脱毛とまではいかなくて、毛がほとんど目立たなくなる程度まで綺麗にするものです。

その為、脱毛というよりは減毛と言った表現が適していると考えられます。
いずれにしても脱毛と減毛は同じ意味の用語のようであっても、微妙に違いがあることを理解しておくと役立つこともあります。

おわりに

脱毛サロンやクリニックで使われる業界用語についてご紹介しました。
ここでご紹介した用語はほんの一部なので、ほかにも脱毛に関する用語はたくさんあります。

脱毛サロン・クリニックのホームページや脱毛に関するサイトなどでは、わからない脱毛用語をきちんと説明してくれる脱毛用語集のページを用意していることが多いです。わからない時の参考として役立ててみてくださいね。

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